【腰痛について】

腰痛は「症状」であって、原因はさまざまです

腰痛とは、腰のまわりに感じる痛みや違和感の総称であり、実はその原因は人によって異なります。

急に起こる「ぎっくり腰」のようなものから、慢性的に続く重だるさや鈍痛まで、その症状も多岐にわたります。

 

腰痛の原因には以下のようなものが考えられます:

  • 長時間の同じ姿勢による筋肉疲労
  • 骨盤や背骨のゆがみ・バランスの崩れ
  • 腰回りの筋肉の過緊張(こり・張り)
  • 椎間板や関節の問題
  • ストレスなど自律神経の乱れからくる緊張
  • 内臓の不調や冷えが影響しているケースも

このように、「腰が痛い」という症状の背景には、複数の原因が重なっていることが多く、表面的な対処だけでは改善しきれないことがあります。


【当院の考える腰痛治療とは】

当院では、腰痛に対して「痛みが出ている部分だけ」をみるのではなく、なぜその部分に負担がかかっているのかを重視して評価し、根本からの改善を目指します。

 

主な施術内容

  • 徒手療法:腰や骨盤、股関節周囲の筋肉・関節を丁寧に調整し、可動域や姿勢バランスを改善します。

  • トリガーポイント療法:筋肉にできた「コリの芯(トリガーポイント)」を探り、痛みの原因となる部分を的確にほぐします。

  • 鍼灸治療:深部の筋緊張や血流不良、自律神経のアンバランスにアプローチし、自然治癒力を高めます。

また、生活習慣や姿勢、運動習慣に対してのアドバイスも行い、再発しにくい身体づくりをサポートしています。


このような方にオススメです

 

  • 慢性的な腰の痛みが続いている

  • 病院では異常がないと言われたがつらい

  • 湿布や痛み止めでは改善しなかった

  • 朝起きると腰が重い

  • 長く座っているとつらくなる

  • ぎっくり腰を何度も繰り返している


ぎっくり腰でお困りの方へ|急な痛みも、繰り返す不安も早めのケアが大切です

【1. ぎっくり腰とは】

ぎっくり腰(正式には「急性腰痛症」)とは、突然腰に強い痛みが走る症状のことを指します。

「魔女の一撃」とも表現されるように、ほんの些細な動作 ― 例えば「物を拾おうとした」「顔を洗おうと前かがみになった」などの場面で急に起こることが多いです。

 

ぎっくり腰は一見「急に起こるトラブル」のように感じますが、実際には日常生活での疲労や姿勢のクセの蓄積が引き金となっている場合がほとんどです。


 【2. ぎっくり腰の分類】

ぎっくり腰には明確な「原因の特定」が難しいケースもありますが、大きく以下のように分類されます:

 

筋・筋膜性のぎっくり腰

筋肉や筋膜(筋肉を覆う膜)に過度な負担がかかり、炎症や微細な損傷が起きている状態。最も一般的なタイプです。

関節性のぎっくり腰

腰椎の椎間関節(背骨と背骨のつなぎ目)が捻じれたり詰まったりして、強い痛みが出るタイプ。

椎間板性のぎっくり腰

椎間板(背骨のクッション)が圧迫や変性により痛みを発している状態。椎間板ヘルニアの初期症状が含まれることも。

 

※中には、内臓由来の痛みや骨折、感染症などが関係するケースもあり、必要に応じて医療機関での検査も重要です。


 【3. ぎっくり腰になりそうな前兆・予兆】

ぎっくり腰は突然起こるように見えて、実は「前ぶれ」があることが多く、以下のような症状に心当たりがある方は要注意です

  • 腰にハリや違和感が続いている
  • 立ち上がりや前かがみで違和感がある
  • 朝起きたときに腰が重い・こわばる
  • お尻や太ももにピリッとした痛みを感じる
  • 長時間同じ姿勢でいるとつらくなる

このような状態を放置すると、ちょっとした動作で「ぎくっ」と激しい痛みが起こり、動けなくなるケースも少なくありません。


【4. ぎっくり腰を予防するには】

ぎっくり腰を防ぐためには、日常生活の中で**「疲労をためない・動きやすい体に整える」**ことが大切です。

 

● 日常でできる予防法

長時間同じ姿勢を避け、こまめに体を動かす

体を冷やさない(特に腰周り)

重いものを持つときは、膝を曲げて腰を落とす

睡眠・栄養をしっかりとって疲労を回復させる

ストレスや緊張をためこまない

 

● 当院での予防サポート

当院では、徒手療法やトリガーポイント療法、鍼灸治療などを用いて、筋肉の緊張緩和・関節の動きの改善・自律神経のバランス調整を行います。

「ぎっくり腰になりそう」「繰り返している」「不安がある」という段階からのケアが、再発予防に非常に有効です。

 

ぎっくり腰は、「痛くなったら治す」だけでは繰り返すことが多く、原因に向き合った予防と根本的な治療が大切です。もし「またなるのでは…」という不安がある方や、「一度ぎっくり腰を経験してから腰が弱くなった」と感じる方は、ぜひ早めにご相談ください。