からだのどこかに痛みや不調を感じた時、その部分に関係するさまざまな検査(MRI、レントゲン、内視鏡など)を行って原因を探ります。その検査結果から病名を診断し、手術を行ったり、症状を抑えるために薬を処方する医学です。

 

投薬や手術といった方法で身体の悪い部分に直接アプローチして治療を行うこと(外側からのアプローチ)

 

西洋医学は病気や外傷の治療において、的確かつ迅速な対処ができるという利点があります。

からだのどこかに痛みや不調を感じた時、脈や呼吸、お腹の張り、血色などを検査します。一見関係のないように思える症状についても問診を行い、からだ全体の状態や体質を判断します。

 

問診後、根本の原因に対して鍼やお灸、指圧などでツボを刺激し、施術を行います。

からだの不調を内側から根本的に治す治療法(内側からのアプローチ)

 

東洋医学は、症状の不調だけでなく、からだの内面から全体を診て、体質に合わせたバランスを整えることで、からだ本来が持っている『自然治癒力』を高め、症状を改善するようにサポートします。また、心身のバランスを整えて健康を維持することを目的としています。

 

病気を未然に防ぐこと=未病を防ぐ、という予防医学でもあります。

 

東洋医学には、目に見えない未病を防ぐことや、からだに負担がかかりにくいといった利点があります。

 

西洋医学と東洋医学は、からだの症状に合わせて使い分けていただくと良いと思います。

ちなみに、東洋医学で対応できる鍼灸治療が適応する疾患は以下の通りです↓

WHO(世界保健機関)は、以下の疾患に対して鍼灸治療が有効であると認めています。

四診とは

問診検査では、『四診(ししん)』という方法を用いて身体の痛みの原因を探っていきます。

 

① 望診(ぼうしん):顔色や舌の状態を診て判断する方法

聞診(ぶんしん):声の調子や呼吸音を聞くことで判断する方法
問診(もんしん):問診票を基にからだの悩みを聞き判断する方法
切診(せっしん):痛む箇所や関連する部分を触れて判断する方法

 

この四診を用いてからだの状態を一つ一つ把握し、丁寧に検査をしていきます。

当院では患者さまご自身の体質や症状について知ってもらうことを大切に考えています。

 

少しでも早く、その痛みから解放されることが当院の願いでもあるため、ひとりひとりに合った施術プランを作成していきます。

 

身体の痛みの根本的な原因を、陰陽のバランスや熱・冷えなどから判断し、部分的に観察するよりも全体的に把握して施術内容を決定していきます。